かひ蝶舞

かひ蝶舞

は白面金毛九尾と

 なるほど、確かにそれは大変そうだ。難儀な事なのは解った。とは言え、納得はいかない。なぜならそれは事前に解っていたはずの事だからだ。初めから無理だと解っていたのなら、たまもは何故ゆえ見返りを要求したのか。しかも前払いのような形で。出来ないと解っていながら報酬だけ支払わせようとするのは詐欺にも等しい行為である。そんな事をされて納得など出来ようはずがないからな懷孕前準備
 そうした不服の思いもあってか、俺は少しばかり意地悪く、「さしもの白面金毛九尾もお手上げってわけですね」と落胆の声を上げた。
 するとたまもが唐突にドスの利いた声で「あ゛ん゛だって?」と俺を睨みつけてきた。
 突然の変貌と背筋が凍るような迫力に俺は思わず身をそらしてしまう。
「勘違いするな! 確かにどうにも出来んとは言ったが、それはお主の余命が三日程という時間制限があるからじゃ! 別に解けぬとは言っとらんわ!」
 テーブル越しに身を乗り出したたまもが俺の鼻先に細い人差し指を向けながら、今にも突付かんとばかりに迫ってくる。流石言うべきか、可憐な少女姿とは思えぬ程その威圧は凄まじく、俺は即座に両手の平を向けて降伏のポーズをとるしかなかった。
 更にたまもはまくし立てる楊海成
「よいか!? 妾程の妖になれば、その程度の呪いなんぞ5日も有れば余裕で解析から解除まで終わらせられるんじゃからな!! 解ったか!!!」
 どうやら、俺の軽はずみな言動が大妖怪としてのプライドに傷をつけてしまった様子である。俺は困惑と後悔の味を噛み締めながら力無く「はい」と答えた。
 ともあれ、そういった時間制限を設ける事で解除無効化を避けようとしている、と考えるならば、それは最早解けないと同義ではなかろうか。たまもの主張には些か疑問が湧く。
「阿呆! お主の余命が短いのは、呪いの所為と言うよりはお主自身の霊力(力)の強大さ故じゃ。だから、断じて妾がその呪いに対し遅れを取っているというわけではないのじゃ」
 俺はまたもや言動を誤ってしまったらしい。たまもから発せられる言い知れぬ重苦しい空気に気圧されそうになる。
 そんな折、躍起になるたまもの言葉でふと気になる箇所があったので、俺はそれを恐る恐る訊き返した避孕方法